そして、今日は社内コンペの前日。
みんな割と遅くまで残るのかと思ったら、霧島課長と伊勢くんと私だけだった。
黙々とデザイン画を作成し続ける私。
私の目の前には伊勢くんがいて、右隣には霧島課長がいる。
この人口密度の高さが、少し息苦しい。
「お先に失礼します」
「お疲れ」
「お疲れさま、伊勢くん」
・・・って、伊勢くん、私を課長と二人きりにしないでー!
目で訴えてみたけど全然伝わらず、伊勢くんは帰ってしまった。
もう少しの辛抱だ、耐えるんだ私。
「宮本、これ飲むか」
「あ、ありがとう、ございます・・・」
霧島課長が、私のデスクに缶コーヒーを置いた。
ちょうど飲みたかったんだー、ありがたくいただこう。
ゴクリと一口飲んだ私を待っていたかのように、
「それ、賞味期限切れてるけどな」
霧島課長は、不適な笑みを浮かべていた。
みんな割と遅くまで残るのかと思ったら、霧島課長と伊勢くんと私だけだった。
黙々とデザイン画を作成し続ける私。
私の目の前には伊勢くんがいて、右隣には霧島課長がいる。
この人口密度の高さが、少し息苦しい。
「お先に失礼します」
「お疲れ」
「お疲れさま、伊勢くん」
・・・って、伊勢くん、私を課長と二人きりにしないでー!
目で訴えてみたけど全然伝わらず、伊勢くんは帰ってしまった。
もう少しの辛抱だ、耐えるんだ私。
「宮本、これ飲むか」
「あ、ありがとう、ございます・・・」
霧島課長が、私のデスクに缶コーヒーを置いた。
ちょうど飲みたかったんだー、ありがたくいただこう。
ゴクリと一口飲んだ私を待っていたかのように、
「それ、賞味期限切れてるけどな」
霧島課長は、不適な笑みを浮かべていた。


