たぶんそれは、元カレにフラれて落ちこんでる時だ。
あの頃のことはよく覚えてない。
ただ必死に、やらなきゃいけないことをしていただけの毎日。
もがいてあがいて苦しんで、仕事に逃げていた日々。
「たぶん、男関係なんだろうなって思ったけど、まあ俺にはどうすることもできないし」
「それは、お気遣いありがとうございました」
「あの頃から、俺さ・・・」
伊勢くんが何か言いかけた時、
「おまえら、堂々とサボってないで、さっさと社に戻れ」
霧島課長が私たちの座るテーブルを見下ろしていた。
「すいません課長、僕が宮本を誘ったんです」
伊勢くんはサッと立ち上がり、謝った。
「そろそろ戻れよ」
霧島課長は、一人で駅へ向かった。
あれ、奈緒がいない。
「宮本、そろそろ行こうぜ」
「う、うん」
ワリカンで会計を済ませ、駅へ急いだ。
2時間も頑張ってたのに、あの上から目線のセリフに、ほんとムカついた。
あの頃のことはよく覚えてない。
ただ必死に、やらなきゃいけないことをしていただけの毎日。
もがいてあがいて苦しんで、仕事に逃げていた日々。
「たぶん、男関係なんだろうなって思ったけど、まあ俺にはどうすることもできないし」
「それは、お気遣いありがとうございました」
「あの頃から、俺さ・・・」
伊勢くんが何か言いかけた時、
「おまえら、堂々とサボってないで、さっさと社に戻れ」
霧島課長が私たちの座るテーブルを見下ろしていた。
「すいません課長、僕が宮本を誘ったんです」
伊勢くんはサッと立ち上がり、謝った。
「そろそろ戻れよ」
霧島課長は、一人で駅へ向かった。
あれ、奈緒がいない。
「宮本、そろそろ行こうぜ」
「う、うん」
ワリカンで会計を済ませ、駅へ急いだ。
2時間も頑張ってたのに、あの上から目線のセリフに、ほんとムカついた。


