「もういいよ。
俺たち、終わりにしよう」
「なんで、急にそんなこと言うの?」
「急じゃねーよ、年末年始で考えてた」
「私のどこがイヤなの?」
「どこってわけじゃねーよ、もう白紙に戻したくなったんだよ」
「そんな・・・」
「俺は、札幌で心機一転がんばるから、紗和も仕事がんばれよ。
あ、安心しろよ、俺が辞めるまでは今まで通り彼氏のフリするからさ」
「伊勢くんは、それでいいの?」
「よくなかったら、こんなこと言わねーし」
優しくしたり、冷たくしたり、態度が変だったのは、きっと迷ったり悩んだりしてたからなんだ。
「わかった、じゃあリセットしよう」
「ってことで、明日から厳しく引き継ぎやるからな」
「別に、厳しくしなくてもいいんじゃない?」
「俺は、紗和のために厳しくすんだよ」
「お手柔らかにお願いします」
「紗和」
「ん?」
最後にそっとふれただけのキスは、気のせいかひんやり感じた。
俺たち、終わりにしよう」
「なんで、急にそんなこと言うの?」
「急じゃねーよ、年末年始で考えてた」
「私のどこがイヤなの?」
「どこってわけじゃねーよ、もう白紙に戻したくなったんだよ」
「そんな・・・」
「俺は、札幌で心機一転がんばるから、紗和も仕事がんばれよ。
あ、安心しろよ、俺が辞めるまでは今まで通り彼氏のフリするからさ」
「伊勢くんは、それでいいの?」
「よくなかったら、こんなこと言わねーし」
優しくしたり、冷たくしたり、態度が変だったのは、きっと迷ったり悩んだりしてたからなんだ。
「わかった、じゃあリセットしよう」
「ってことで、明日から厳しく引き継ぎやるからな」
「別に、厳しくしなくてもいいんじゃない?」
「俺は、紗和のために厳しくすんだよ」
「お手柔らかにお願いします」
「紗和」
「ん?」
最後にそっとふれただけのキスは、気のせいかひんやり感じた。


