「紗和、ほんとは無理してんだろ?
札幌へ行くこととか、俺との結婚とか、妥協してんじゃないか?」
「そんなことない」
「じゃあなんで、俺の引き継ぎ受けるんだよ?
俺と結婚するなら、紗和も3月末で辞めなきゃだろ?」
「あ・・・」
そうだった。
私は、なんにもわかってなかった。
伊勢くんの仕事を引き継ぐってことは、伊勢くんと結婚しないってことだ。
「うっかりしただけなのか、結婚するつもりないのか、どっちだよ?」
「・・・たぶん、うっかりしてただけだよ」
「たぶん、かよ。
霧島課長が言ってた通りだな」
「えっ、それってどういう意味?」
「今日、課長に呼ばれて言われたんだ。
紗和が、俺と結婚することをきちんと考えてるなら、引き継ぎを受けたりするわけないって」
「それは・・・」
「紗和は、俺とのこと真面目に考えてるわけ?
課長に、俺と結婚するから辞めます、って話したか?
話してないよな、課長聞いてないって言ってたもんな」
「話してない、です」
「なあ、盛り上がってんの俺だけ?
俺は紗和とずっと一緒にいたいんだよ。
すげー好きだし、だから結婚したいんだろ。
紗和は違うってこと?」
札幌へ行くこととか、俺との結婚とか、妥協してんじゃないか?」
「そんなことない」
「じゃあなんで、俺の引き継ぎ受けるんだよ?
俺と結婚するなら、紗和も3月末で辞めなきゃだろ?」
「あ・・・」
そうだった。
私は、なんにもわかってなかった。
伊勢くんの仕事を引き継ぐってことは、伊勢くんと結婚しないってことだ。
「うっかりしただけなのか、結婚するつもりないのか、どっちだよ?」
「・・・たぶん、うっかりしてただけだよ」
「たぶん、かよ。
霧島課長が言ってた通りだな」
「えっ、それってどういう意味?」
「今日、課長に呼ばれて言われたんだ。
紗和が、俺と結婚することをきちんと考えてるなら、引き継ぎを受けたりするわけないって」
「それは・・・」
「紗和は、俺とのこと真面目に考えてるわけ?
課長に、俺と結婚するから辞めます、って話したか?
話してないよな、課長聞いてないって言ってたもんな」
「話してない、です」
「なあ、盛り上がってんの俺だけ?
俺は紗和とずっと一緒にいたいんだよ。
すげー好きだし、だから結婚したいんだろ。
紗和は違うってこと?」


