「もうなんなの、ほんっっとにムカつく!」
ハイボールのジョッキをドンッとテーブルに置く私を、
「まあまあ紗和、落ち着いてよ」
奈緒が優しくなだめてくれる。
霧島課長が出社した初日、私は身も心もボロボロになった。
霧島課長は、ことあるごとに私に突っかかってきて、その言い方が本当に勘にさわるんだ。
「でもさ、霧島課長ってイケメンじゃん。
目の保養になるんじゃない?」
「イケメンかもしんないけど、性格悪すぎだし!」
「じゃあ、紗和は霧島課長狙ってないんだ」
「当たり前じゃん、天地がひっくり返ってもあり得ない」
「ふーん、じゃあ私のこと応援してくれる?」
「なによ奈緒、あんな男のどこがいいわけ?」
「私、仕事ができるイケメンが好きなの知ってるでしょ?
千葉支店の子に聞いたら、相当デキるらしいよ」
ハイボールのジョッキをドンッとテーブルに置く私を、
「まあまあ紗和、落ち着いてよ」
奈緒が優しくなだめてくれる。
霧島課長が出社した初日、私は身も心もボロボロになった。
霧島課長は、ことあるごとに私に突っかかってきて、その言い方が本当に勘にさわるんだ。
「でもさ、霧島課長ってイケメンじゃん。
目の保養になるんじゃない?」
「イケメンかもしんないけど、性格悪すぎだし!」
「じゃあ、紗和は霧島課長狙ってないんだ」
「当たり前じゃん、天地がひっくり返ってもあり得ない」
「ふーん、じゃあ私のこと応援してくれる?」
「なによ奈緒、あんな男のどこがいいわけ?」
「私、仕事ができるイケメンが好きなの知ってるでしょ?
千葉支店の子に聞いたら、相当デキるらしいよ」