「おはよう悠希」
で1日が始まり

「おやすみ悠希」
で1日が終わる

登下校も、お昼も、休日も
ずーーーっと一緒にいる。

悠希とは会話が続かなくても
居心地が悪くならない。

隣にいるだけで、それだけでいい。



小さい時から兄妹のように育てられた私たちは
お互いを助け合うように言われた。

朝が弱い悠希を私は起こして
夜1人じゃ寝れない私を悠希は寝かしつけてくれる。



この生活がずっと続くのだと思った。









悠希に彼女ができるまでは。