あっという間に迎えた日曜日。
金曜日に家まで送ってもらったから、課長は今日も私の家まで迎えに来てくれることになっている。
「あーもう、どうしよう!どこに行けばいいの?」
朝からいつも以上に独り言ばかりぶつぶつ呟く私は、金曜日の帰りに行きたいところを決めていてほしいと言われたことに悩んでいた。
私と課長はほぼ他人。
そんな二人が出かけるなんて、絶対にデートスポットはない。
金曜日の出来事を美嘉に電話で話すと、『今から行く』と言われ、昨日はうちで夜遅くまで二人でいろいろ話した。
『ねえ、もしかして、課長春花のこと好きなんじゃない?』
美嘉からそんな発言があったときは、ありえないと否定した。
だって、私と課長の初対面はとても好意的なものではない。それなのに、美嘉はそれを逆手に取るように続けた。
『だから逆に良かったんじゃない?着ぐるみに押し倒され、中から出て来たのは可愛い春花ちゃーん』
金曜日に家まで送ってもらったから、課長は今日も私の家まで迎えに来てくれることになっている。
「あーもう、どうしよう!どこに行けばいいの?」
朝からいつも以上に独り言ばかりぶつぶつ呟く私は、金曜日の帰りに行きたいところを決めていてほしいと言われたことに悩んでいた。
私と課長はほぼ他人。
そんな二人が出かけるなんて、絶対にデートスポットはない。
金曜日の出来事を美嘉に電話で話すと、『今から行く』と言われ、昨日はうちで夜遅くまで二人でいろいろ話した。
『ねえ、もしかして、課長春花のこと好きなんじゃない?』
美嘉からそんな発言があったときは、ありえないと否定した。
だって、私と課長の初対面はとても好意的なものではない。それなのに、美嘉はそれを逆手に取るように続けた。
『だから逆に良かったんじゃない?着ぐるみに押し倒され、中から出て来たのは可愛い春花ちゃーん』

