何かだんだん近付いてきてる気が……
やっ待って待って待って!!
あたしが放心状態になってる間にもう唯くんとあたしの距離はキスしちゃいそうなところまで
パシコーン!!
「痛っ!!そんな殴らんでもえぇやろ!!」
海都………?
「普通に殴るだろ!!ほら、こいつポカーンってなってるじゃねぇか」
海都はやっぱりマンガ通りにカッコ良い………
「てゆーか、正直別にこいつに何やっても良いけど、俺はお前のラブシーンなんか見たくねぇから違うとこでやるならやってくれ」
「つーか、あんたらマジうざい」
麻美ちゃんがその言葉を言った瞬間
空気が凍り付いたのは言うまでもない


