婚姻届と不埒な同棲

なんで、そんな簡単には触れさせるの?
なんで彼女の手をすぐに払わないの?

胸がヒリヒリと焼けたように痛い。

ドレスの輝きに目を奪われた私たちは、その2人がエレベーターに乗るのをぼーっと眺めていた。

「あ、やべ、気を取られてた。
さぁ、行くぞー」

「う、うん」

何事もなかったかのように時間は動き出す。

拓斗くんは、今日の夜をどう過ごすんだろう…。

私は…。