婚姻届と不埒な同棲

私たちはお墓参りを終えたその足で、そのまま婚姻届を提出した。

「ようやく夫婦になれたんだな」

しみじみとそう言う拓斗くんは、少し涙目。

「これからだね。
私たちのことだから、きっと色々あるよ。
良いことも悪いことも」

「だろうな。

2人なら大丈夫。そんな気がする」

「うん、私も」

目が合うと、なんだか照れ臭くて、2人して顔を赤くした。

「じゃ、じゃあ、帰ろうか」

「うん」

笑顔で差し出された手に、手を重ねる。