婚姻届と不埒な同棲

しばらくして、結局何も抵抗できずに顔合わせの場の和室まで連れてこられた。


向かいに座っているのは、私の結婚相手らしい御曹司は、30代の男性。私の知らないところで、どんどん話が進んでいく。
男性と目が合うと、ニヤリと口元が緩んだのが見えた。

…。
誰かの笑顔をこんなにも不快に思ったのは初めてかもしれない。

結婚相手って、人柄とか、相性とか、もっと考えるべきことがあるよね?

なのに、私は道具としか見られてないから、感情なんて無視されている。

こんな人たちに駒として使われる人生なんて、絶対に嫌だ。