それだけいうと、れーくんはぎゅっと私を自分の近くに引き寄せた。
「もう、お前のこと泣かせたくない…」
ありがとう、れーくん。
『いつも、ありがとう、何があってもれーくんが近くにいてくれたから、頑張れてこれたんだよ?』
「でも……」
私がまた我慢するんじゃないかって心配してそうな顔。
『んーん!大丈夫だよ!!ちゃんと結婚は断るっ!!!』
あおもついてるらしいから大丈夫。
それに!
『結婚なんてよくわかんないけど、好きな人と結婚したいしね……!』
その言葉にれーくんが固まった。
「……はぁ。」
『え?私なんか変なこと言った?』
「いや……もう鈍感なの慣れてるから…」
『えーーーー!?』
なになになに!?
なんかれーくんを困らせちゃったみたい。
あ、もしかして。

