俺はふわりと抱きかかえて布団に運ぶ。 『っ…』 「咲良、今日はここにいてやるから、めいいっぱい泣きなよ。」 『れ……く…っ!』 いつも通り頭ポンポン撫でると、何かの線が切れたのか大量で大粒な涙を流して泣き始めた。 「よしよし…大丈夫だからな…咲良。俺は何があってもそばにいてやるから。」