_____ガタガタ…… 社長専用エレベーターで帰る。 「……」 [……] ……何この雰囲気。 [あの……ショウさん、なんかすみません。巻き込んでしまったみたいで。] ショウさんは秘書であるだけで咲良には全く関係ないのに、日本にまでついていくことになったのだ。 こっちの仕事もあるだろうに申し訳ない。 「……日本語で大丈夫です。俺も日本人なんで。」 ショウさんがちらりと俺の方を向いた。