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「_____ということで今に至ります」
話が終わると母親はまた泣き始めた。
「まさか……っ……あの子が……そんな目に……私……母親失格だわ……なんてことを……ぐず……ううう……」
泣いているのも咲良そっくりで本当に親子なんだと実感させられる。
「どうか、協力してください……」
俺はそういって頭を下げた。
「……もちろんよ……竜さん、咲良を見つけてくれてありがとうね……ショウ、あれを持ってきて。」
そういうと秘書的な人……ショウさんは1冊のアルバムを持ってきた。
[どうぞ]
「これ、竜さんに見てほしいの。」
アルバムを開くと中には小さい咲良がたくさんうつっていた。
「定期的にあの子の写真が送られてきてたのよ……」
ペラペラめくっていくとどんどん咲良が成長していっている。
が。
どこか表情が変だ。
「私もなにか変だなと思って、電話をしても繋がらなくて……きっと写真も合成だったり、電話も変えていたりしていたのね……私に会わせないように……」
「あの、どうしてここに……」
離婚した。とまでは聞いていた。
それを聞くと母親はまた涙を浮かべる。

