____________




side竜








『ねぇ、おきて、竜……』







なにか重たい感触があり目を開ける。




「ん…おまえ……咲良か……?咲良!?」





がばっと目を開けると目の前に咲良がいた。
咲良はいつも俺を起こすみたいに腹の上に乗っていた。




「咲良!どうしてここに!?」





思わず抱きしめた。







『竜……あのね…もういいよ。』






「もういいって……なにが?」








咲良は俺の腕を剥がして下を向いた。