side蓮
パタリとドアを閉めて咲良が消えた
｢蓮おまえもいけよ？｣
｢わかってるって。｣
咲良が帰ってきてから1ヵ月が過ぎようとしていた。
年末、竜-ﾘｭｳ-に会ってから咲良は1度も泣かなかった。
真琴と咲良を救うとか言ってたけど真琴からの連絡もなし。
当然俺ひとりでけ出来るわけでもなく。
｢クソっ…無力すぎて腹立つ…｣
スパイとしてこの家にきた直己はすっかり仕事に馴染んでいて咲良の父親からも信頼されているようだった。
ブブブ…
ポケットにある携帯がなった。
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2週間後。
2月14日
《作戦》開始。
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｢真琴！！！！｣
そう。
《作戦》の日がついに決まった。
あと2週間……
｢はやくこいよ…みんな。｣
俺は咲良のあとを追った。
