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「わぁ…広いしでかいし…」
「こんなんで見つけられんのかよ」
咲良の母親のビルについた。
が。
予想以上にでかい。
入口の前には警備員が立っている。
「どうやってはいるのかしらね…」
「真琴そこまでは言ってなかったな…」
でもここで引き下がるわけにはいかない。
「警備員に事情を話していれてもらうか。」
俺らは入口に近づき、警備員に話しかけた。
[あの。ここの社長に用があるんですが。]
[急用だから上の人と連絡とれないかしら?]
[悪いが関係者以外通すことは禁じられてる]
眉一つ動かすことなく警備員は言うと手で払われた。
「なんなのよこの警備員。ドケチね。」
侑希が睨むが警備員は見向きもしなかった。
「どうするか……」

