猫、探してます。










____________








「わぁ…広いしでかいし…」


「こんなんで見つけられんのかよ」





咲良の母親のビルについた。




が。




予想以上にでかい。

入口の前には警備員が立っている。



「どうやってはいるのかしらね…」



「真琴そこまでは言ってなかったな…」




でもここで引き下がるわけにはいかない。





「警備員に事情を話していれてもらうか。」






俺らは入口に近づき、警備員に話しかけた。




[あの。ここの社長に用があるんですが。]

[急用だから上の人と連絡とれないかしら?]







[悪いが関係者以外通すことは禁じられてる]


眉一つ動かすことなく警備員は言うと手で払われた。








「なんなのよこの警備員。ドケチね。」


侑希が睨むが警備員は見向きもしなかった。





「どうするか……」