きみに逢いたかった。




恥ずかしかったけど、私は葉くんの背中に乗った。






「ごめんね。私、重いよね。」



「どこが。全然重くねーよ。気にすんな。」



そう言って歩き出した葉くんの背中は、あったかくて、安心できた。