「はぁ?嘘?」


「うん、ごめん、」


なんで!


「どうしても日向ちゃんと会う、口実を作りたくて...」


そんな言葉をかけられたら許しちゃいそうになるけど、だめだめだめ、


「市民図書館に行って急いで3巻まで読んだんだよ、
もうほんとに、試験の点数その時異常に悪かったんだから。」


「いや、知らないですよ!

酷すぎる!」


先輩の嘘はあの、「ひかりのかげ」を私が言うまで全く知らなかったということ。