「あれ?ななこ!」


「あ、はるー!今日担当だったんだ!」


「うんそうそう!
それにしてもななこが本借りてたなんて珍しいんじゃない?」


ななこは同じクラスの卓球部。

この間の席替えで席隣になってよく喋るようになった。


「でしょー!
私もはるにおすすめされたの読んでみよって思って!」


「えー!すごい嬉しい!ありがとう!」


「いえいえー、こちらこそだよ!他にもなにかおすすめなのとかある?
私、本ブームきちゃったかも!」