悪役は恋しちゃだめですか?



授業は終わり、昼休みになった。


昼休みは未希と一緒にお弁当を食べている。



「未希、なにニヤニヤしてこっちみてたの?」


「いやー、あんたの本性知ってるから奏君と喋ってる杏奈見ると面白くて」


なるほど、そういう理由だったのか。


「本性って言い方やめてよ。男子によく思われたいと思って努力している成果って言ってよね」


後半の方は周りに聞かれるとまずいから、小声になってしまった。


未希は、長いわと笑いながらお弁当の卵焼きを口にいれた。



「てか杏奈、眉毛消えかけてるね」


「え!?嘘!」



未希に教えてもらい、慌てて鏡をみて眉毛をチェックすると本当に消えかけていた。

私は眉毛ないと本当に情けなさそうな顔に見えるから、眉毛が消えかけていると大問題!



「ちょっとトイレに行って直してくるね!」



行ってらっしゃーい、と言う未希の声が聞こえただろうか。

それくらい慌てふためきながら急いでトイレへとむかった。