未希に連れ込まれたのは言われた通りトイレ。
「……着いて来てくれてありがとう」
未希に泣きそうなのがばれないように強がってみた。
「あんた馬鹿?連れて来たのはどう考えたって私でしょうが」
未希がそう言うと、二人は黙りこんだ。
その隙に冷静になる私。
確かに今の私の言葉、本当に馬鹿すぎたな。どんな強がり方だよ、我ながら。
なんて考えていると目にたまって今にも落ちそうだった涙は引っ込んでいた。
「ようやく落ち着いた?」
そんな未希の言葉で未希がいきなりトイレに連れ込んだ理由が分かった。
未希、私が泣きそうになっていたのに気付いてトイレに連れ込んできてくれたんだ。
