キーンコーンカーンコーン

授業が始まった。

担当の先生は今年教師になったばっからしく、自己紹介をしていたが、私は聞く気になれず、外を見ていた。

私の席は窓側で、今の時期、丁度いい暖かさで最高の場所。

「ってことで、何か質問あるか?ないなら早速授業始めるぞ?」

どうやら、自己紹介が終わったようだ。

すると、クラスの女子が定番の質問をした。

「先生は彼女いるんですか?」

「今はいないよ。」

「本当ですか!?」

なんて、楽しく騒いでる。

ダメだ、私はそのテンションについていけない。

私は、まだ外を見ていた。