何度見ても愛らしい顔をしている
癒される
「可愛いね」
「でしょ?」
「それさ…」
「ん?」
「あ、いや。窓のとこだと日焼けするから他のところにしたら?」
「そうだね、そうする」
ぬいぐるみを持って立ち上がろうとする
けどその時、腕に力が入らなくてイスから落ちてしまった
「大丈夫か!?」
「う、うん。腕がちょっと」
遥人くんが駆け寄って起こしてくれた
「気を付けないとな」
「…そうだね」
なんだか、介護されてるみたい
もう支えがなかったら1人でも起き上がれない
歩けない
もう、生きていても死を待つだけ
情けない
「未来…俺はさ、未来が苦しい時に一緒にいたつもり。ここに来て何も出来なくてもがいてる時に言ったろ?何があっても味方になってくれる人がいる。いなかったら俺がなるって」
