約1時間後
「…そうだ!未来、好きな人とかいないの?」
「え?!」
「その反応…。いるな。誰よ!学校いる時は全然教えてくれなかったんだから!」
奈津が前のめりになってくる
「いたの?好きな人」
快人くんも驚いたような目で私を見た
「快人くんまで、何言ってるのよ。…学校にいる時は、ほんとに、いなかったよ」
「って事は今はいるんだ〜。誰?」
「好きな人、っていうか、彼氏が…」
「え!もう彼氏!?」
奈津のリアクションが大きい
「ここで、出会ってね。もう、出ていったけど、」
「へぇ〜。詳しく聞きたいけど…」
すると奈津は快人くんを見た
「また今度にするわ!」
「え、うん」
気づかなかった。快人くんが切なそうにしているのを
「話したい事話したし、帰るね!長いこといると悪いし」
「うん」
「またな」
2人は立ち上がって部屋を出ていく
バイバイと手を振って玄関まで送る
楽しい時間て、早いよ
