そして、それを決断するまでにも高校に行って部活の顧問に相談したら、当然浅野先生も探して話した

お前の進む道はお前が決めな。これが顧問と浅野先生の意見だった。まぁ、顧問としては続けていて欲しかったんだと思う。その気持ちはよくわかる。
さらに、メイの事が頭をよぎる。

高校最後の大会、私のせいで負けてしまった。
この事がずーっと頭から離れない。メイは「みんな負けて悔しいと思うけど、うちだけ負けないで勝って終われたからね!」ってポジティブに言ってくれた。
でも、この日から絶対に大学入ったらメイの分まで頑張るから!そう思っていたのに…
メイは大会の日の面接に合格して無事看護学生になっていた。だから、バレーボールは続けられるはずもなく、バレーボールからは離れている。

それもあり、部活動をやめることはすこし抵抗があった。でも、浅野先生は「気持ちだけで十分だと思うよ、渚も。」と言ってくれた。そして、中学生から続けてきたバレーボール生活に終止符を打った。