そして3年になった私はコートにも入り、サーブも変えて強化し、部活動生活は充実しているように思えた。

しかし月日が経つにつれ後輩にレギュラーを奪われ私は落ちこぼれていった。そしてたまごには「お前は腐ったみかんだ。」なんて言われ、(腐ったみかんって事はもう元には戻らない。腐ったものはそのまま腐り続けていくんだ)そう思いさらにやる気をなくし、バレーをやっている意味すらわからなくなっていた。

そして、「そんなんなら部活辞めてやる。部活辞めたらこの学校にいる意味ないよね。高校やめるなんて生きてる意味ないよ。それなら、死にたい。死ぬならたまごがわかるように屋上から飛び降りてやる。」そうメイに言った。

するとたまたまそこを浅野先生が通りかかった。そしてメイが全て話した。
浅野先生は「お前が勝手にそう解釈してるだけだろ?本気でそんな風に言う監督いないから!頑張って欲しいから村中先生だってきつく言うんだよ!」そう言われてももう聞く耳を持てない。

でもメイと先生に色々励まされとりあえず自殺願望は消えた。そしてその日はメイのお家に泊まることにした。そう言う時に親に会うのが嫌いだったからだ。
メイのお母さんの美味しい大盛りカツカレーがとても心にしみる。
そして頑張ろう。そう思った