会議はあっという間に進み、四時前には終了した。
これから午前中に使用していた会議室に戻って今の話を具体的に進めるための打ち合わせを地区ごとに行う。
私たちが大会議室から出て行こうとしていた時に、鈴木さんが主任に呼びとめられた。
「鈴木君、今日なんだけど…」
鈴木さんに一緒に食事をどうかと言ったら、お昼を一緒に食べていた彼らと約束をしたと申し訳なさそうに言った。
「あ、だったら天ケ瀬ちゃんだけでもどうですか?ね?主任?」
「あぁ、そうですね。天ケ瀬さんはどうしますか」
天ケ瀬さん、そう呼ばれる違和感。
ずっとそう呼ばれていたのに。
「え?あの、私は……」
「せっかくだし、主任にごちそうになっとけば?」
「そうですね、ご馳走しますよ?天ケ瀬さん」
天ケ瀬さん、なんて言い方。
当たり前にそう呼ぶ主任はすごく他人行儀で、鈴木さんに内緒といったのは自分。それなのに、なんだかすごく主任との距離を感じた。
「それでは天ケ瀬さん、あとでメールしますので」
私の返事を聞かないまま、主任はその場から去っていった。
私は、どうしたいんだろう?
地区会議の間じゅう私はその事ばかり考えていた。
そして六時に打ち合わせは終わった。
――全然頭に入ってこなかった。
本社は九時から六時が勤務時間のため、これで今日の業務時間は終わり。
すると主任からメールが入り、まだ仕事が残っているので先にホテルにチェックインするように指示が来ていた。
帰り支度をして本社を出て、鈴木さんと一緒にホテルに向かった。部屋の前で別れて私は主任からの連絡を待つ事にした。
「それじゃ、天ケ瀬ちゃん。明日は八時にロビーで」
「あ、はい、わかりました。お疲れさまです」
鈴木さんは隣の部屋。
まさかここまで主任が来る事はないと思うけど…
なんとなくこの状況が落ち着かない。
鈴木さんに付き合ってることがばれたら?
主任と二人でご飯に行った事、戻ってからみんなに言われたら?
なんだろうこの気持ち。
主任には特別に扱ってほしいのに、それをみんなに知られたくなくて。
私、どうしちゃったんだろう。
これから午前中に使用していた会議室に戻って今の話を具体的に進めるための打ち合わせを地区ごとに行う。
私たちが大会議室から出て行こうとしていた時に、鈴木さんが主任に呼びとめられた。
「鈴木君、今日なんだけど…」
鈴木さんに一緒に食事をどうかと言ったら、お昼を一緒に食べていた彼らと約束をしたと申し訳なさそうに言った。
「あ、だったら天ケ瀬ちゃんだけでもどうですか?ね?主任?」
「あぁ、そうですね。天ケ瀬さんはどうしますか」
天ケ瀬さん、そう呼ばれる違和感。
ずっとそう呼ばれていたのに。
「え?あの、私は……」
「せっかくだし、主任にごちそうになっとけば?」
「そうですね、ご馳走しますよ?天ケ瀬さん」
天ケ瀬さん、なんて言い方。
当たり前にそう呼ぶ主任はすごく他人行儀で、鈴木さんに内緒といったのは自分。それなのに、なんだかすごく主任との距離を感じた。
「それでは天ケ瀬さん、あとでメールしますので」
私の返事を聞かないまま、主任はその場から去っていった。
私は、どうしたいんだろう?
地区会議の間じゅう私はその事ばかり考えていた。
そして六時に打ち合わせは終わった。
――全然頭に入ってこなかった。
本社は九時から六時が勤務時間のため、これで今日の業務時間は終わり。
すると主任からメールが入り、まだ仕事が残っているので先にホテルにチェックインするように指示が来ていた。
帰り支度をして本社を出て、鈴木さんと一緒にホテルに向かった。部屋の前で別れて私は主任からの連絡を待つ事にした。
「それじゃ、天ケ瀬ちゃん。明日は八時にロビーで」
「あ、はい、わかりました。お疲れさまです」
鈴木さんは隣の部屋。
まさかここまで主任が来る事はないと思うけど…
なんとなくこの状況が落ち着かない。
鈴木さんに付き合ってることがばれたら?
主任と二人でご飯に行った事、戻ってからみんなに言われたら?
なんだろうこの気持ち。
主任には特別に扱ってほしいのに、それをみんなに知られたくなくて。
私、どうしちゃったんだろう。

