彼と愛のレベル上げ

どのぐらいそこでそうしていただろうか。

激しすぎる口付けに、ハァハァと息を切らしながら呆けていると


「この場でそのまま押し倒したいぐらいですけどね?…モモ?」


ニヤリを笑った主任に我に返って周りをみると……

いつのまにかコートを脱がされて床に落ち、首元のあいたニットが肩からずれている。

慌てて服の乱れを直すけど、自分のしでかした痴態に恥ずかしくなる。

ポンポンと私の頭に手を置いてから、コートとカバンを拾ったジュンさん


「寒いので中に入りましょう」

「…はい」


恥ずかしくて顔を上げられないまま私は後ろから付いていく。


そっとジュンさんの後ろ姿を見るけど、何ら変わりなくピシッとスーツを着たまま。

乱れなんて全然なくて、さっき玄関であんなことがあったなんて全く思わせない。


後ろから見ている私にジュンさんの顔がニヤついてたなんて事わかるわけもなかった。




ジュンさんは暖房をつけてそのまま浴室に行った。

たぶん、お風呂のお湯をため始めてるんだろうけど…

その間に私はもう一度鏡を見て身だしなみを整えるとコーヒーをいれるためにお湯を沸かし始めた。


ジュンさんはクロゼットを私のためにあけてくれていて、泊まりに来た時にすぐに服が置けるようになっている。

お婆様たちと一緒に選んだお洋服をカバンの中から出すとそこにかけた。


「モモ?お湯がわきましたよ?」

「あ、すみません、すぐにっ」


あ、もうわいたんだ。

残りの衣類を整理してすぐにキッチンに向かう。


「モモ、コーヒーはあとでいいです…」

「え?」


あとで?

そっか。疲れてるからお風呂に先に入るってことかな?


「わかりました。では保温にしてあとで…


言いかけていた私を捕まえるようにしてずるずると浴室まで連れていかれる。


「あの…?」

「…さっきの続き」


耳元でそう囁かれて、顔に熱が一気に上がってきた。


「さっきのって……」


振り返ってジュンさんを見ればニヤリと笑っている。そして、


「……続き。しなくて大丈夫なんですか?モモは…」


続きっ?!?!


大丈夫か大丈夫じゃないかって言ったら、

大丈夫じゃないけど。

っていうか、そうじゃなくてっ


「でもっ