しーって主任に言われて見渡せば周りの人が見ていた。
あぁもう恥ずかしい。
なんで私、大きな声で……
すると繋いでいた手を主任が離して、ポンポンと頭の上で子供をあやすようにしたあと、自分の胸の方に私の頭を押しあてた。
「恥ずかしければこうしていたら見えませんよ?」
ここは電車の中で、
主任の胸に抱かれるようにしている私は
きっとさっきよりももっとみんなに見られてる。
……でも、
主任の香りを胸一杯に吸い込んだ今の私は
「…はい」
誰かに見られていようと
それが公共の場だと知っていても
すぐにでもこの場で主任に抱きしめてもらいたいって強く思ってるから。
どうかしちゃってる。
じわじわと胸の中に温かい気持ちがわき起こってくる。
その気持ちをかみしめていると、
「降りますよ、モモ」
上から優しく声をかけられ、手を繋がれた。
駅からの帰り道。
主任と手を繋ぎながら歩く。
さっきあった事なんてすっかり頭の隅に追いやって。
たまにしか会えない主任との時間を楽しみたくて
潤兄のことを心の奥の引出しにしまって
ただ幸せな気持ちでこの時間を過ごしたい。
主任のマンションの部屋の前について、鍵を開けようとしている主任に
「あの、ごめんなさい…」
「何が、ですか?」
「あの、ここでお帰りなさいって言う約束したのに、私。」
そう、家で待ってるって約束したんだ。
だから駅まで迎えに来ると言った主任を断ったんだ。
なのに、潤兄はそんな主任の態度に怒ったんだよね?
だから私のせいだ。
久しぶりに過ごす時間を大切にしたいと言ってくれた主任。
こんなにもその時間を考えてくれているのに、それを壊したのは私。
「…ごめん、なさい」
カチャ―――
玄関の扉が開き、主任は少し乱暴に私を中に押し込むように入れると
カバンをその場に置き、靴も脱がないまま私をきつく抱きしめてきた。
今度は私も主任の腰に手をまわし、きつく抱きしめ返す。
……会いたかった
こうして抱きしめられたかった
「…モモ、
あぁもう恥ずかしい。
なんで私、大きな声で……
すると繋いでいた手を主任が離して、ポンポンと頭の上で子供をあやすようにしたあと、自分の胸の方に私の頭を押しあてた。
「恥ずかしければこうしていたら見えませんよ?」
ここは電車の中で、
主任の胸に抱かれるようにしている私は
きっとさっきよりももっとみんなに見られてる。
……でも、
主任の香りを胸一杯に吸い込んだ今の私は
「…はい」
誰かに見られていようと
それが公共の場だと知っていても
すぐにでもこの場で主任に抱きしめてもらいたいって強く思ってるから。
どうかしちゃってる。
じわじわと胸の中に温かい気持ちがわき起こってくる。
その気持ちをかみしめていると、
「降りますよ、モモ」
上から優しく声をかけられ、手を繋がれた。
駅からの帰り道。
主任と手を繋ぎながら歩く。
さっきあった事なんてすっかり頭の隅に追いやって。
たまにしか会えない主任との時間を楽しみたくて
潤兄のことを心の奥の引出しにしまって
ただ幸せな気持ちでこの時間を過ごしたい。
主任のマンションの部屋の前について、鍵を開けようとしている主任に
「あの、ごめんなさい…」
「何が、ですか?」
「あの、ここでお帰りなさいって言う約束したのに、私。」
そう、家で待ってるって約束したんだ。
だから駅まで迎えに来ると言った主任を断ったんだ。
なのに、潤兄はそんな主任の態度に怒ったんだよね?
だから私のせいだ。
久しぶりに過ごす時間を大切にしたいと言ってくれた主任。
こんなにもその時間を考えてくれているのに、それを壊したのは私。
「…ごめん、なさい」
カチャ―――
玄関の扉が開き、主任は少し乱暴に私を中に押し込むように入れると
カバンをその場に置き、靴も脱がないまま私をきつく抱きしめてきた。
今度は私も主任の腰に手をまわし、きつく抱きしめ返す。
……会いたかった
こうして抱きしめられたかった
「…モモ、

