「すっごい、綺麗な人ですねー」
「そう?」
「そうですよっ、同じ年なんですよね?全然見えないですよねー」
「そう?」
「そうですってっ」
主任て、目まで悪いんでしょうか?
あんな綺麗な人なのにまるで関心がないっていう風で。
「……モモのが可愛い」
「あのっ、だから、そういうのとか嬉しいんですけど、恥ずかしいっていうかっ」
ていうか、言ってる主任は恥ずかしくないんですか?
興奮して喋ってるから、疲れてきた。
あぁそれにしても並んでる二人、すごく素敵だったなぁ。
「お似合いですね?お二人」
「まぁ、そうだね」
あ、今度は同意してくれた。
「モモ、大学時代の話とかアヤノに聞こうなんて思ってないですよね?」
ぎくっ。
ちょっとだけそんな話も聞けるかななんてこと考えてたんだけど。
「そんな話しきいても面白くもなんともないですしね」
「ぇえ、でもっ、私も知りたいデス」
「今の俺のことならたっぷりと教えてあげますけど?」
「いえ、あの。それはもう十分にっ……遠慮しておきマス」
ハハって笑ってるけど、目がマジです。主任。
ほんと、主任は真面目な顔してこういうこと言うから手に負えない。
どこまでが冗談でどこまでがほんとなのかを見極めるのが難しい。
そんなこととかも朔也さんの彼女さんと話ができるといいんだけどなぁ。
この先、悩み事とかも相談できるように仲良くなれるかな。
「アヤノとは大学が一緒と言っても三カ月しか一緒じゃないですから」
「え?」
「9月には外国の大学に入りなおしてますからね」
「そう、なんですか?」
「それに、確か日本にいるのも久しぶりなはずですよ?」
「へ?」
「詳しい事は朔也に聞いてませんが、」
それなのに、いったいどこで朔也さんとこういう風な関係になったんだろう。
付き合ってから半年ちょっとには見えなかったんだけどな。
しかも遠距離なのに。
なんだかすごく二人の関係が気になってやっぱり色々聞いてみたくなった。

