「驚いたな、いつから?」
「いつからって言われると…年末かしら?」
少し考えてから、主任は、
「あぁアレね」
「悪かったわ、朔也と約束してたんでしょう?」
あ、もしかして年末に用事が出来たってあの時の事?
アヤノさんに会いに行ってたってことなのかな?
「いや、あれはあれでこっちとしても助かったけどね」
「なら、よかったけど」
助かった?
あの時は確かに三人で出かける約束してたけど……
「あぁそうなのね?その時一緒にいたのがこちらの桃華ちゃんなのね?」
朔也さんと一緒にいたのならば、あの電話した時も隣にいたのかもしれない。
なんか三人でさっき話しているのを見ていたけどちょっとだけ疎外感っていうか感じちゃったんだよね。
やっぱり主任は4つも上で、その中にはいったら私だけ子供ですごく浮いてるって言うか……
「あぁもう、ほんと。かわいらしいわねー。あとでメアド交換してもらっても?」
「え?あ、はい。ぜひ」
「だから、アヤノにはあげませんよ」
「わかってるわよ。堂地君もしつこいわね」
「やっと手に入れた大切な彼女ですからね」
「ちょっ、しゅ、…ジュンさんっ」
恥ずかしい恥ずかしい。
やっと手に入れたとか
大切な彼女とか。
嬉しいけどすごくはずかしいからそんなこと言わないで欲しい。
「はいはい。わかりました。じゃあそろそろ私は席に戻るわね?」
「アヤノ、あとで連絡先教えといて」
「あぁそうね。堂地君はともかく、桃華ちゃんのが知りたいから」
「おまえな、」
「フフ 朔也に聞いてメール送っておくわ」
「さんきゅ」
「それじゃあね、桃華ちゃん。ごきげんよう」
「あ、はい」
そう言ってから席を立ちアヤノさんは自分の席に戻って行った。
なんていうか後ろ姿までもが華やかだった。

