『比崎。居るなら早く開けろ。
お前に話がある』
話しって……何を?
「えっ……でも……」
私は、気まずくて顔を合わせたくないのに……。
『でもじゃない。これ……。
松本シェフに渡されたんだ。
このチョコケーキは、お前が俺のために
作ったって本当か?』
そう言って社長が見せてきたのは、
間違いなく私が作ったチョコケーキだった。
えっ!?それは……。
間違いなく私が社長のために
作ったチョコケーキだった。
何故、それを社長が持っているのだろうか?
松本シェフにあげたはずなのに……。
あ、もしかして
松本シェフは、食べずに社長に渡したの!?



