「あ、あの……ありがとうございます」
「スイッチを入れる時は、もっと
奥底に入れてからにしろ。ほら、取れたぞ」
社長は、拭き終わると手を離してきた。
急に接近して触られるものだから
心臓が飛び出しそうになるぐらいドキドキした。
周りの参加女性達も
羨ましそうに、こちらを見ていた。
「ハンドミキサーの方は、俺がやるから
お前は、ヘラでやる時に頼む。いいな?」
「は、はい。分かりました!!」
私は、ドキドキする気持ちを必死に抑えながら
返事をした。
静まれ……心臓。
しかし、よく見てみると社長の頬や服に
生地が付いたままだった。
「あ、あの……社長の頬や服にも生地が……」



