私はひそかに3人から見えないように壁に隠れていました。 もちろん盗み聞きはいけませんが、私にとっては好奇心の方が勝ちました。 「高橋……あった。3組だぁ」 「吉山……あ、なるせと一緒だ!」 「まじで?やった。つばさとじゃないとおれまじでやばいから」 「はぁ?でもひなたがいないとオレたち終わりだよ」 二人は言い合っていました。 ひなたくんはその二人を見て、白い頬を青ざめていました。 「お、俺……1組……」 「へっ?」 「えっ?」