学校生活にも嫌気が
さしてきていた

馨さんや正ちゃんと
会った次の日は特に

寝不足なのもあった

頭痛がヒドくて
保健室へ直行する

学校に勉強にバイトに
恋愛まで

私にはするべき事が
たくさんあった

全てを上手くこなそうとすればするほど
空回りしていた

成績が落ちたら
間違いなくバイトを
辞めさせられる

その恐怖から
勉強を真面目にやった

授業中でも容赦なく
訪れるメール

あなた達みたいに
暇じゃないんだよ

そう叫びたかった

グッとこらえて
見つからないように
携帯を開く

相手は馨さんだったり
正ちゃんだったり

これもまた
振り回されている証拠

私は彼らが喜ぶように
返信をする

ご機嫌取りばかり

ばかばかしいけど
結局また返信してる

ちゃんと彼らが
納得出来るように
気を遣いながら