どこでもいいから
触れ合って眠る

いつの間にか、それは
私の癖にもなっていた

大介が当直の夜は
寂しくて、なかなか
寝付く事さえ出来ない

何度も寝返りをうち
起きあがったりする

結局眠れなかった
日もあるくらい

大介の温もりが無いと
私は弱くなってしまう

それを大介に話すと
照れくさそうに

『俺も』

と答えて優しく笑った

もう傍に居ない生活
なんて考えられない

毎日そう思った

大介が帰ってくると
大介がお風呂に
入ってる間にご飯の
支度をする私

一緒に囲む食卓

あたたかかった

全部が幸せだった

いつも左手に輝く
ダイヤモンドが
キラキラと光っていた

そして私はそれを見て
にやけてしまう

友達にも羨ましがられた