それからもう半月

大介に食事に誘われた

いつもよりお洒落をしてレストランに向かった

私好みのレストランで
大介は時々冗談を
言いながら、私を
楽しませてくれた

楽しい時間を過ごして
外に出ると、外は
少し肌寒かった

急いでタクシーに乗る

私の部屋を指示して
タクシーは走り出す

『飲み直そうよ!』

私はワインを取り出した

『おっ!いいねぇ』

スーツの上着を
脱いで、大介が
ネクタイを緩めた

ワイングラスを合わせて乾杯した

目が合った

私たちは自然に
笑い合っていた

いつものように

その瞬間の安心出来る
その時間が幸せだった