そんな関係をこのまま
続けていけるのか

すごく悩んだ

でも私はこのまま
離れるなんて出来ない

また抱かれてしまった
この感情をぶつける先を失いたくない

馨さんを感じたい

それだけを願った

私は罰当たり?

そんな恋愛しか
出来ない人間なんだ

前に進む事も
後戻りする事も
出来ない恋愛だと
わかっていても
もう結果は出ていた

『私もまた会いたい』

私の言葉を聞いた
馨さんは、優しく
微笑んだ

『これからは、前とは
違うようになるけど。
それでも大丈夫か?』

確認するように
私の目を見て問いかけた

私はゆっくり頷いた

『馨さんに愛されたい』

私の本心を口に出した

馨さんは優しく私を
抱き寄せて、キスをした