それから3ヶ月

私は病院に定期検診に
来ていた

待ち時間に飽きて
大介が居る科へ
顔を出す事にした

エレベーターに乗る

数人が一緒に乗った

ドアが閉まりかけた時
駆け寄ってきた男性

どこかで見た事が…

その男性が駆け寄った
事によって開いたドア

そこにもう1人の男性が乗ってきた

馨さんだった…

私たちは沈黙のまま
目も合わせなかった

私の見覚えがあった
男性は馨さんの
秘書らしき人だった

その男性は私に
軽く会釈をした

私はその空間に
一緒に居る事さえも
辛くなって、目的の
階に着く前に降りた

そして、今度は階段で
大介の元へ向かった