目覚めると隣に
眠る浩太さんの手が
私の頬に触れていた

『起こしちゃった?』

『うんん』

まだすっきり目が
覚めていない私を
浩太さんは微笑みながら見つめていた

幸せな目覚め

夢の中でも私は
幸せだったような
気がする

覚えていないけど…

でも幸せだったなら
そのまま目を
覚まさなくても
良かったのに…