結局返事は出来なかった

このまま自然に
離れていくのを
待つのも、いいかも
しれないんだと
思うようになった

正ちゃんより馨さんの
方がやっぱり大人なんだ

それに私が居なくても
誰か馨さんの相手に
なっている女は
たくさんいるはずだから

私に執着しなくていい
理由が馨さんには
あるんだ

寂しくないと言ったら
嘘になる

馨さんの事が時々
恋しくなった

胸がキュンとする

でも私には浩太さんが
ついていてくれる

こうして、忘れていける

新しい恋に
向かっていける

新しい恋に
向かわなければいけない

ここで立ち止まってる
暇はないんだから

これでいいんだ

これが私の恋の
行き先なんだ