その席に居た1人の
男の人に話しかけられた

でも私は拒んだ

怖かった

顔がどう見ても
ヤバそうな人だった

怖くてひたすら
他の人との話に
夢中になっていた

視線を感じてはいた

でも気にしない
ようにした

あまりにも感じる視線に耐えられなくなって
トイレに立ち上がった

その時携帯が鳴った

正ちゃんからの着信

この場から逃げ出せる

そう思った

でも正ちゃんは
酔っていて、迎えに
来てほしいと言った

私も飲んでるから
行けないと言うと
正ちゃんはどこに居る?と聞いてきた

とりあえずこの場所は
教えられないと思った

一緒に来ている先輩は
正ちゃんの同級生

つまり彼女の存在も
知っている人だから