いつの間にかの君

「うぅっ/// 」



あの後、

落ち着き出した光を撫でながら携帯を操作して場所を送り、電話を掛けた。 



誰にって、光の護衛に。



『…はい』



風間京弥。

ものすごく怯えているのが声音で分かったが、先に要件を伝えた。



「京弥、光の服…下着も含めて上下セットを持って車で迎えに来い。場所は送る」



『え!?服!?え、てか見つかったんですか?!』



煩い。

このままだと長引くので声音を一定に下げて言う。



「あぁ、見つけた。だから迎えに来い」



『あ…はい』



察して短く返事をしたのを聞いて電話を切った。 



京弥の家の風間家は、時澄家のサポートをする家系だ。

私の言う情報屋も、京弥の弟だったりする。



歳は京弥が21。弟の千景が15。

2人共整った黒髪黒目が地の容姿で、京弥は髪を茶髪に染めている。



迎えに来た京弥の車。



今はそれに乗っていた。

服は拾ったものの、光が着ているのは私のパーカー一枚だ。



言ったのに忘れてきたという。

まぁその分早く来たから良いが…。



バイクは近くなのでまた取りに来るとして。



「………」

「………」



光が離れない。

どうしよう、嬉しい。



反抗期で私を避けていた光がひっついてくる。

可愛い。可愛いし嬉しい…が………。



原因的なものがさっきのものとなると複雑だ。



こう…自然にいつの間にか元に戻ってほしかったような。



「っっ」



何となく表情が硬い気がして、安心させようと優しく撫でる。



「…スー スー」



少しすると、落ち着いたのか表情は柔らかくなっていた。