いつの間にかの君

一瞬素に戻ったがすぐに直す。



「少なくともお前達は、昨日光を見つけられなかった」

声音が勝手に低くなっている。



「!?そ、そ…「言い訳は要らない」っ」



他桜凛も押し黙るようだった。



「光の不注意もあったと思う。ただそれでも、今すぐ信用出来ない」



「でも!…、!?」

「「…」」



活発そうな感じの女子は驚きを隠せないようだった。



それは、今まで黙っていた天音が黙れと手で制した事と同時、



もう一人の女子、

おそらく珠緒という名前の上品な印象の方が納得した様な顔をしていたからだろう。



正直天音はともかく、彼女の方は私も予想していなかったが。



「光」



「な、何?」



「もう少し…待ってくれ」



「…うん」



「………」

シンとする室内。



…伝わってない?

いやそもそも黙るところなの…か?



千景に視線を送ると、思い切りため息をつかれた。

「はぁ〜」



そのため息に桜凛が反応して千景を見る。



「つまり屋敷内でなら好きにして欲しいって言ってるってこと」



「「え?」」

「「は?」」



活発そうな女子、早乙女、橘堂、香崎が間抜けた反応をした。



「ね?優」



「あ、あぁ」



唖然とした様な顔の桜凛。

居たたまれなくなって立ち上がる。



そのまま部屋を出た。



後ろで砕けた空気を感じたが、それは気のせいじゃないだろう。