「うん。そういえば、さっき先生が15分後に体育館に移動するって言ってたよ。」


「そうなんだ、じゃあ後10分後だね。凪沙ちゃん何部に入るの?」


「私はバドミントン部。中学の時もしてたから。」


「え、本当?!私もだよ!どこ中だったの?こんな可愛い子絶対試合で見たら忘れないのに。」


「ふふ、凛みたいな美人に言われると嬉しいな。ありがとう。でも、多分中学校の名前言っても分かんないと思う。親の転勤で隣の県から引っ越してきたから。」


「そうだったんだ。嬉しいな。じゃあ、これから部活でもよろしくね。」


「美人のくだりはスルーかい。」


「スルーだよ。」


「まあいいや、じゃあ明日入部届け一緒に出しに行こ。」


「うん!」


この子とは、何となく仲良くなれそうな気がした。