そんな私も成長して中学校1年生の入学式を迎えようとしている。


実は家から学校まで徒歩5分。
家から学校が見えるほどだ。
でもいざ中にと思うと緊張から中々前に進めないでいると、

芽「おーい!志乃〜!」

輝「お!如月!」

もうすでに学校の中にいる親友。

芽依《めい》 と 輝 《あきら》

その2人のおかげで緊張がとけ、
スッと校門を通り2人のもとへ駆け寄った。

この2人とは腐れ縁なのか小学校5年生からずっと同じクラスだ。中学校初めてのクラスも同じ。

そんな2人と3人でいるのが本当に楽しくて幸せだった。

芽依は細くて小さくて本当に可愛い女の子。

輝は少し太っているけど憎めない顔をしている。

そんな3人で会話をしていると後ろから

?「あっ!志乃!久しぶり!」

だれ?そう思い振り返ると

ドキッ

凛だった。そう思うとなぜだか顔が熱くなった。

なんでだろう。

そう思いながらも

志「あ、久しぶり…」

そう冷たく返すと

凛「相変わらずツンデレやな笑」

そう言って下を向いていた私の顔を覗き込んだ。

ビクッ

なぜか速い鼓動を感じながら顔を背けると

凛「もうすぐで入学式始まるから。体育館急げよ?こーはい。」

そう言って私の頭をポンっとしてから歩いて行った