次の日の学校。
凛くんのことで頭がいっぱいすぎて
何も考えられなかった。
授業中、給食中、全てうわの空。

昨日の芽依言葉がよぎる。

“じゃあまずはLINEゲット!”

どうやって…そう考えた結果
輝が凛くんと同じ野球部だから
輝にLINEを聞いてもらいそれを私が教えてもらった。


そして目の前にあるこのトーク画面。
なんで送ろう。
久しぶり?
よろしく?
志乃でーす!?
どうしよーう!

そう思っているとパッと目の前に
凛くんらしき人が見えた。

あっ!そう思い話しかけようとすると

同じ学年であろう可愛らしい女の子が

「りーんーくんっ!」

凛「やめろよ笑笑」
そう言って可愛らしく凛くんに飛びつき満更でもない笑みをこぼしている凛くんが見えた


心に包丁。
いや、自分以外の空間が
歪んでいるかのように何が何だかわからなかった。

付き合ってる人…いたんだ。。

まぁあんなにイケメンで人気者だったらそりゃ彼女の1人や2人…

そう思うと目の前が本当に歪んで見えてきた。

私「え?なんで私。」
泣いていた。

芽依と輝が私を見つけてくれてこっちへ走ってきてくれた。

芽「志乃!?どうした?大丈夫?」

輝「え!なに!?なにがあった!?」

心配してくれる2人を見ると安心してもっと涙が溢れてきた