小学校5年生の時。
弟が所属している野球のリトルリーグの練習を見学しに行った。

すると青い空にカンカンと日が照っている中汗を流しながら黙々と練習に励む男の子たち。

「暑そやなぁ。」
そう呟く私、
如月 志乃《きさらぎ しの》
そんな私の手を引っ張りながら母が椅子へ連れて行ってくれた。